非現実の王国で


見てきました。

なんていうか、あの色彩感覚は眩暈がする。圧巻の一言です。
ダーガーの人生・作品については殆どが知っていることだったのですが、一点だけ、今まで『非現実の王国で』の作品群が見つかったのはダーガーの死後だという記述しか見なかったのに、映画の中では死の直前の入院中に見つかっていたという点が違いました。
隣人が「見たよ、あの作品、すごいね」と声をかけると、ダーガーは驚き、「もう手遅れだよ!」と呟いた、と。
ダーガーはヴィヴィアンガールたちが彼の王国の中だけの存在だと思ったまま死んでいったのだと思っていたので、これはちょっと面食らいました。どんな気持ちだったのだろうか。

ヴィヴィアンガールズの制服は黄色と紫……やっぱりこの色彩感覚すごいわ。角と羽の生えたブレンゲンガールも描きたくなる題材。


描いてみた。