【告知】今月発売のプリンセスGOLD7月号に『花のおまわりさん』(読み切り)が載ります

ご無沙汰してます坂口です。GOLDでは7ヶ月ぶりとなりましたが読み切り描かせていただけました、上の三人(↑)…は主人公では無いのですが、こんな感じの人達が出てくる一応幕末モノです。この絵の中に幕末要素が微塵も感じられない気がするのは気のせいです(爆)。


時代幕末・舞台江戸・設定新徴組ネタものです。新選組ではなく新徴組です。大事なことなので二度言いました、間違えて読んで『なにこれ新選組じゃない』とか言っちゃ嫌ですよん、新組ですよお嬢さん。


余程の幕末通で無い限り、『新選組なら知ってるけど新徴組ってなにそれパチもん?』と思う方がほとんどだと思います。ぐぐってもほとんど資料が出てこないほど知名度が低く、自分の知る限りで彼らをメインテーマに取り上げた文芸作品は小説一つしかない(2012年6月現在)ほどマイナーな存在です。担当さんにも『新徴組描くなら新選組のほうが…』とは言われたのですが(やってることは結果的に似たようなことなので)、新選組で描きたいことがない・京都の地理風俗に詳しくない・新選組は多くの人が愛して作品もごまんとあるが新徴組は誰も描いてくれない、などの理由で新徴組を描きたいのですとお願いし、晴れて描かせてもらえた次第です。結局はあまのじゃくのマイナー好きってことなんですが(笑)、描かせてくれてありがとうございます編集さんm(_ _)m。


マイナーな存在なので本来ならきちんと成立から説明しないとわからないとは思ったのですが(新選組との関係も含め)、それをやるとその解説だけでページを喰ってしまうし面白くもないだろうということで、新徴組そのものに関する解説はほとんど作中でしていません。とりあえず自分の目的は『(京都に新選組がいたように)江戸には新徴組がいた』ってことを読んだ方に知って頂けたらということで、そこから彼らに興味を持ってもらえたらいいなーと。今では新選組知名度に比べるべくもない彼らですが、幕末明治の江戸では逆だったはずですしね。また、組士たちの設定(組内での立場や剣の流派など)も今回の作品では一切触れていません。そこまで詳しく描くには紙面が足りなかったのと、それを描くと話の枝葉が広がってしまうためです。そんなわけでわかっていてやってる部分が多いので、『○○が××じゃないなんて』と思われる向きもあるかとは思いますが、そこはひとつなまあたたかーくスルーお願いいたします…あと自分の好みを反映させた部分とか…オールバックのオヤジは欠かせないんです好きなんです…(苦笑)。


ちなみにタイトルの『おまわりさん』ですが、一説にその語源は新徴組(江戸市中見廻り→おまわりさん、明治に定着)であるという説があるそうなのでそこから取りました。


そんなこんなで読み切り46ページ、お楽しみいただけましたら嬉しいですよろしくお願いいたします〜!m(_ _)m 



【追記】主人公画像載せないのはあんまりかと思ったので…↑この子が一応主人公です(;´∀`)。