聞かれもしないのに勝手に答えておくコーナー(笑。生暖かくスルー推奨)。


『地獄ヤ変』の時代設定は明治四年、東京府です。

・そもそも明治四年ってぶっちゃけ何があった年?
 →明治維新で幕府が倒壊して明治新政府が出来て明治にはなったものの、戊辰戦争とか色々内戦があって全然国内が収まらなくて、
  でもやっと内戦も終わってちょっと落ち着いて、貨幣かえたり郵便始めたり鉄道敷いたり廃藩置県したりして『明治これからだぜ!』って年。と捉えています。
  実際はその後も西南戦争があったりして、まだまだ全然落ち着かないんですが。政府の機構も名称も人事もころころ変わるので非常にややこしい年代…。


・戒のコートって
 →インバネスです。和名・とんびコート。シャーロック・ホームズが着用しているアレです。明治でとんびコートが流行るのはもうちょっと後ですが、長崎出身ですから時代を先どりしてたんですよきっと…はい! 眼鏡もね、はい!


・天星の銃って
 →S&Wのモデル3、中折れリボルバー六連発です。坂本龍馬が持っていたのがモデル2と言われています(弾数からモデル1では、とも?)。当時の日本では諸事情からS&Wが主流だったようです。この話のために生まれて初めてモデルガンを購入して自分で組み立てました…楽しかったです。


・阿蘭陀通詞って?
 →オランダ語の通訳です。鎖国中もオランダと中国とは貿易していたので、長崎にはオランダ通詞と唐通詞がいました。どちらも武家ではなく町家が代々世襲して、大通詞と小通詞それぞれ複数家存在しました。江戸時代の長崎は天領(幕府直轄地)でした。



社会がめまぐるしく変わる複雑な年代なので、出来る限り時代背景の説明を入れたいのですが、それをやると話が進まないというジレンマに悶々としております。次のお話のネームも切らないとなんですが、間があくので前話のあらすじも入れないとだし、ページ数内に収まるのか… orz 

がが頑張ります…!