ペン先難民


ペン入れはタチカワのGペン一本で行っているのだが(以前は髪や眼はスクールペンなどを使っていたが効率が悪いので止めた)、最近気のせいではなくタチカワのGペンの精度が落ちているような…。十本中六〜七本くらい書き始めから先が割れていたり、一応描けるものの紙を削って線の周囲が毛羽立ってしまったりする(この感覚、わかる人にしかわからないかも)。
色々なペン先を試してようやくたどり着いた安住の地なので、出来れば以前のキレのいいペン先に戻って欲しい。そういえば、タチカワの新ペン先(インクカートリッジ万年筆タイプのペン先)も最初のころは重宝したが、途中からインクの質が明らかに変わり、線がにじみまくるようになってしまったため使用を止めた。
ペン先は意外と高価な消耗品だ。デジタルで線を描けばインクもペン先も紙も要らないし、ペン先が広がることもなくシャープな線を描き続けられる。そういう理由でペン入れもデジタルに移行する人はいるだろう。しかし自分はやはり線はペン先で描いたものが一番好きなので、スキャニングが面倒臭くても線はアナログで行こうと思っている…のだが、このままペン先の質が落ちていくならば、いつか線もデジタルにすることを考えなければならないかもしれない。辛い。